LastResort
グーグルがどのようにソフトウェア開発を行っているかは、これまであまり詳細が明らかにされてこなかった。だがグーグルは6月10日、開発者向けイベント「Google Developer Day 2008 Japan」を開催し、グーグルのソフトウェアエンジニアがグーグルでの仕事術を語る「Google ソフトウェアエンジニアの日常」という講演会を実施した。スピーカーは、NECでITエンジニアとして勤務した経験がある藤島勇造氏。2006年からグーグルのソフトウェアエンジニアとして働いている。藤島氏は、グーグルでのソフトウェア開発方法について、グーグルのカルチャーと自身の見解を織り交ぜて語った。 グーグル ソフトウェアエンジニアの1日の流れ 藤島氏の1日は、朝10時ごろ出社し、メールをチェックすることから始まる。この時間にメールを見る理由は、米国にいる同僚に連絡が付きやすい時間帯だからだ。 午前中の主な
10日に開催された「Google Developer Day 2008 Japan」。午後からは「Google GearsからGearsへ」と題して、Googleのソフトウェアエンジニア河内隆仁氏と市川宙氏によるセッションが行われた。 「Gears」の概要 Gearsはブラウザの機能拡張などクライアント強化を行う技術。「Webアプリケーションをデスクトップに近づけるためのインクリメンタルなアプローチ」と河内氏はそのポジションを位置づける。 Webアプリケーションは年々進化してきているとは言え、デスクトップと比較すると多くの課題を抱えている。例えば、ローカルデータへのアクセスができない点や、ネットワーク環境でなければサービス自体を利用できない点などはWebアプリケーションならではの問題。アクセス速度もデスクトップと比較すると見劣りしてしまう。 Gearsは、WebアプリケーションのHT
10日に開催されたGoogle Developer Day 2008において、Googleのソフトウェアエンジニア半谷 明氏が「Google Data API」の概要と現状、今後の展開について語った。 Google Data API(以下、GData)とは、Googleがウェブ上で提供しているさまざまなデータに、ブラウザの変わりにプログラムでアクセスできるサービス。AtomのAPP(Atom Publishing Protocol)をベースにした、新しいプロトコルを提供している。POST、GET、PUT、DELETEのHTTPリクエストによってデータに対してCRUDすることができ、それに対してXML形式でデータが返ってくる。 Google Data APIが使えるサービス GDataは、Google CalenderやYouTube、先日公開されたばかりのGoogle Healthなど
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く