イタリア北部で20日に起きたマグニチュード6.0の地震で、特産のパルメザンチーズを生産している複数の工場が被災し、イタリアの年間生産量の10%を超える1万6000トン以上に上るチーズが売り物にならなくなる深刻な被害が出ています。 20日にマグニチュード6.0の地震が発生したイタリア北部は、国内で最大のパルメザンチーズの生産地となっていますが、今回の地震では複数のチーズ工場の建物が倒壊するなどの被害が出ています。 このうち、震源から35キロほど離れたボローニャの工場では、工場の倒壊は免れたものの、16あるチーズを熟成させるための棚のうち15の棚が横倒しになり、多くのチーズが地面に落ちて割れ、売り物にならなくなってしまったということです。 地元の農業団体によりますと、ボローニャやその周辺の都市でのパルメザンチーズの被害は、40キロほどの塊40万個余り、1万6000トン以上と、イタリアの年間生産