新型コロナ、公演自粛の嵐の中で演劇を考えた 公演はできるのか? 稽古場からの肉声【下】 シライケイタ 劇団温泉ドラゴン代表、劇作家、演出家、俳優 新型コロナの感染拡大を防ぐために、政府によって文化イベントの「自粛」を要請されてから2週間。「出口」のはずだった現在も、まだ、事態は収束していない。公演中止が相次ぐ演劇界は、精神的にも経済的にも、深刻な影響が出始めている。4月1日に演劇公演『SCRAP』の初日を控える気鋭の演劇人シライケイタさんによる「現在地」の報告、2回目です。1回目はこちら。 分からないことが多過ぎる 前回の原稿で、貧乏小劇団の、かなり切実な内情をお話しさせていただきましたが、稽古が始まってからの1週間、実はお金のことはほとんど考えていませんでした。 これはもう、最終的には歯を食いしばって乗り越えるしかない。家族を飢えさせるわけにはいかないし、なんとかしなきゃいけない。10年
新型コロナで自粛続く演劇界、小劇団のリアル 公演はできるのか? 稽古場からの肉声【上】 シライケイタ 劇団温泉ドラゴン代表、劇作家、演出家、俳優 新型コロナウイルスの感染を防ぐため、文化イベントの自粛が要請され、演劇公演の公演中止、延期が相次いでいる。 国立の劇場は東京、大阪の4劇場が2月28日から3月15日まで、新国立劇場は3月24日まで、全ての主催公演を中止している。東京芸術劇場や世田谷パブリックシアターなど地方自治体が設置する劇場も軒並み主催公演をとりやめた。民間では大手の東宝、松竹、劇団四季は15日までの中止を発表。宝塚歌劇団や梅田芸術劇場は9日から公演を再開した。(3月11日現在) その後、国立劇場、東宝、松竹は公演中止を19日まで延長すると発表。いったん公演を再開した宝塚と梅田芸術劇場も12~19日の公演をとりやめた。ホリプロも14日開幕予定だったミュージカル『サンセット大通り
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