ブックマーク / hodge02.hatenablog.com (3)

  • 秘密 - HODGE'S PARROT

    G・K・チェスタトンの『ブラウン神父の秘密』(The Secret Of Father Brown)を久しぶりに読み返した(他の短編も読み返そうと思う、何しろブラウン神父ものってミステリに興味を覚えたほとんど最初期に読んだものだし、したがってほとんど内容を忘れているし、それに今読んだら以前は「なんだ、これ?」──例えば『見えない男』とか──と思った作品も「犯人探し」以外のレベルでかなり興味を惹きそうだし)。 ストーリーは──以前読んだらまさしく「なんだ、これ?」というもので、つまり何も「事件」が起こらない──犯罪人=探偵だったフランボウに招かれてブラウン神父はスペインの小さな城へ。そこで威風堂々としたアメリカ人観光客チェイス氏に遭遇、様々な難事件を解決した神父への質問攻めが始める──ルコック、シャーロック・ホームズ、ニコラス・カーターらの仕事と比べて、ブラウン神父の探偵としての方法論はいか

    秘密 - HODGE'S PARROT
    saebou
    saebou 2012/11/20
    チェスタトンのブラウン神父ものにおける宗教vs科学
  • セクシュアリティと空間 - HODGE'S PARROT

    五十嵐太郎の『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』でセクシュアリティ関連の著作への言及がなされていた。その多くが邦訳のないものであり、個人的にも「建築」という非常に興味のあるテーマなのでそこからメモしておきたい。 建築はいかに社会と回路をつなぐのか 作者: 五十嵐太郎出版社/メーカー: 彩流社発売日: 2010/01/20メディア: 単行 クリック: 14回この商品を含むブログ (9件) を見る 建築のジェンダー論といえば、かつてはドリス式の柱を男性の身体、イオニア式の柱は女性の身体にもとづく──というような古典主義に関するものしかなかった。しかし、五十嵐によれば、1990年代以降、他分野の影響を受けた新しい地平を切り開く言説が飛躍的に増えたという。 1989年にスミソニアン協会から刊行された『建築、女性のための場所』には、デニズ・スコット・ブラウン*1の興味深い文章「女性建築家は頂上に

    セクシュアリティと空間 - HODGE'S PARROT
  • 《峡谷から星たちへ》からホワイトノイズへ - HODGE'S PARROT

    久しぶりに長い音楽を聴く時間が取れたので、オリヴィエ・メシアン(Olivier Messiaen、1908 - 1992)の《峡谷から星たちへ》を聴きかえした。演奏は、エサ=ペッカ・サロネン指揮&ロンドン・シンフォニエッタ、ポール・クロスリー(ピアノ)。カップリングは《異国の鳥たち》(1956)、《天の都市の色彩》(1963)だ。 メシアン:峡谷から星たちへ アーティスト: ロンドン・シンフォニエッタ,メシアン,サロネン(エサ=ペッカ),クロスリー(ポール),トンプソン(マイケル)出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ発売日: 1994/03/21メディア: CD クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見る 《峡谷から星たちへ》の演奏時間は約90分。三部からなり以下の12の楽章から構成される。 峡谷から星たちへ/Des canyons aux étoiles… (19

    《峡谷から星たちへ》からホワイトノイズへ - HODGE'S PARROT
  • 1