(CNN) 簡易投稿サイト「ツイッター」上でイスラム教の預言者ムハンマドに対等に話し掛けるかのような発言をしたとして、サウジアラビア当局から逮捕状が出ている同国の文筆家、ハムザ・カシュガリ氏が12日、滞在先のマレーシアからサウジへ送還された。 マレーシアの国営メディアなどによると、カシュガリ氏は先週のムハンマド生誕祭にあたり、ムハンマドへ向けたツイート(投稿)として「好きな面と嫌いな面がある」「あなたのために祈ることはしない」などと書き込んだ。ツイートはその後、削除されている。 マレーシア警察によると、同氏の身柄はクアラルンプールのサウジ大使館の手配で、12日午前に送還された。担当弁護士によると、送還に対しては裁判所が同日午後に暫定差し止め命令を出したものの、間に合わなかったという。サウジ側からのコメントは得られていない。 国際人権擁護団体「アムネスティ・インターナショナル」は、同氏