【3月7日 AFP】脳の動きを解析し、何を見ているかを推測する―。脳解析での劇的な進歩となるこのような実験に成功したとの論文が5日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 米カリフォルニア大学バークレー校(University of California at Berkeley)のジャック・ギャラント(Jack Gallant)氏率いる神経科学者チームは、見た画像を識別する脳の領域の信号の解読に成功したという。 研究チームは、脳内の血液の微細な流れをとらえ、光、音、接触によって脳のどの領域が刺激されるかを示す非侵襲のスキャナー「機能的磁気共鳴画像法(functional magnetic resonance imaging、fMRI)」を使い、実験を行った。 実験では、網膜から送られた画像を再構成する、脳前方にある視角野に注目。被験者2人に対し、馬、木、建物、花など1750枚の画