集合と外延的表記 与えられた条件を満たす対象をすべて集めたものを集合(set)と呼びます。多くの場合、個々の集合をアルファベットの大文字\begin{equation*} A,B,C,\cdots \end{equation*}を用いて表記します。 集合\(A\)に属する個々の対象を\(A\)の要素(element)や元などと呼びます。\(a\)が集合\(A\)の要素であることを、\begin{equation*}a\in A \end{equation*}と表記し、\(a\)が集合\(A\)の要素でないことを、\begin{equation*}a\not\in A \end{equation*}と表記します。記号\(\in \)は古代ギリシア語の「\(\varepsilon\sigma \tau \iota \)(である)」に由来し、イタリアの数学者ジュゼッペ・ペアノ(Guseppe P