しばらく放置していた乾電池をふと見たら、極端子近くに白い粉末状のカピカピが。いわゆる「液漏れ」です。乾電池は諦めるとして、これ、触っていいものでしょうか? いいえ、液漏れを起こした部分に触れてはいけません。とにかく直接指で触れないようビニール手袋を着けるなどして、乾電池の種類を確認のうえ適切な方法で処分しましょう。 乾電池の液漏れは、内部の化学反応により生じた水素ガスを逃がす構造により発生します。そのとき、一緒に電解液も漏れ出し乾燥した結果、白い粉末になるというわけです。ガスが一定量以上発生すると破裂の危険があるため、それを回避すべく “安全弁” を開いた結果によるものと考えればいいでしょう。 電解液の成分は、乾電池の種類によって異なります。アルカリ乾電池の電解液の主成分は水酸化カリウムで、強アルカリ性で強い腐食性があります。漏れ出た液に直接触れると、化学やけどを起こすなどの事故につながり
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