(CNN) 火星探査機「キュリオシティ」が火星の地表探査を開始した。しかし今のところ、地球以外の天体で生命の痕跡を探す次のプロジェクトの計画はない。もし次を探すとすれば、火星のほかに生命の存在が考えられる天体として、木星と土星の衛星がある。 木星の衛星エウロパ、土星の衛星エンケラドス、タイタンなどは固体の水の氷で覆われ、その下に液体の水でできた広大な海があると信じる根拠が十分にある。 地球上では液体の水が存在する大抵の場所に生命がある。つまりこうした衛星には大量の水があり、地球外生命体の生態系が存在しているかもしれない。特にエウロパは、生命が必要とする液体の水と化学物質の完璧な組み合わせが存在し得る。エウロパは月と同じくらいの大きさで、凍った地表の下には深さ約100キロの液体の海がある。その水の量は、地球上の液体の水をすべて合わせた量の約2~3倍と言われる。 つまりエウロパは生命の起源を探