■麻生太郎副総理兼財務相 来年4月に消費税が上がる。4〜6月の景気の落ち込みを2兆円以内に抑えたい。そのために来年1月に補正予算を組んで2014年度の本予算も組む。 ただ、景気がよくなっても、賃金、ボーナスが増えないと、みなさん、なかなか実感がわかない。企業は280兆円の内部留保があるが、「設備投資しろ」「給料上げろ」「配当増やせ」と経営者に言ってもやらない。経営者やっていたからよく分かる。「給料いくら上げるかなんて、それは俺が決める。安倍晋三(首相)に決められてたまるか」と、俺なら言う。 一番手っ取り早い方法は交際費課税の撤廃。接待、お歳暮、お中元。280兆円、気持ちよく使おうよ。強制されて使うのは面白くない。12月にかけてこの話を財務省、自民党税制調査会でやる。自民党は理解できると思うが、役所はそんな簡単じゃないが、やりたい。(神戸市内の講演で) 関連記事〈ロイター〉13年度補正