2016年1月10日、デヴィッド・ボウイが69歳で亡くなった。訃報とお悔みがインターネットを飛びかうなか、ぼくも一つだけ、かれの墓碑に花をたむけようかと思う。 かれの音楽、舞台、映画、表現活動に於ける諸々の業績は、誰か他の方が詳細に語ってくれるだろう。 ぼくは70年代後半、デヴィッド・ボウイに出くわしたが、それとほぼ同時期に、少女マンガにも遭遇した。とりわけ大島弓子は、ぼくのその後の人生に、決定的な影響をもたらした。そしてかの女の作品群には、デヴィッド・ボウイの『ジギー・スターダスト』<David Bowie - The rise and fall of ziggy stardust (Full Album) - YouTube>が、くり返し引用されている。 そのことを記しておくのは、意味があることだと考え、ぼくは大急ぎで帰宅し、書棚の奥にある大島弓子の単行本をひっぱり出し、以下の三葉を撮