国産で固体燃料の新型ロケット「イプシロン」が8月27日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)・内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)から打ち上げられる。製造などを受託したのは、IHIエアロスペース。IHIが、日産自動車から宇宙航空事業の営業譲渡を受けて発足した企業だ。 国産の新型ロケットの打ち上げは、2001年のH2Aロケット以来12年ぶりとなる。また、内之浦での打ち上げは、小惑星探査機「はやぶさ」を搭載した実績もある、同じく固体燃料の「M-5ロケット」以来、7年ぶりだ。JAXAは8月20日、打ち上げを前に、機体を報道陣に公開。筆者も参加した。 業界に「革命」をもたらす新型ロケット「イプシロン」 「イプシロン」の特徴は、製造コストを抑え、準備期間短縮のために打ち上げシステムもシンプル化するなど、効率的な運用を目指している点にある。イプシロンロケットプロジェクトチームの森田泰弘プロジェクトマネー
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