どのように診断していますか? よくある病歴としては 『幼児の手を強く引っ張ったら、手を動かさなくなった』 『手を引っ張って遊んでいたら、手を痛がっている』 があればかなり肘内障をかなり疑います。 診察では、手を回内位にして、肘や手を動かそうとしないのが特徴です。 (下の画像の場合、右腕) 外見上の変形や腫脹を認めません。 レントゲンは不要のことが多いです 典型的な症例ではレントゲンは撮影しません。 肘内障では、レントゲン上は異常を認めないことがほとんどです。 骨折や外傷などとの判断に迷う場合や、徒手整復してみても動かさない場合にレントゲンを撮影します。 治療法について 徒手整復を行います。 片手で肘をおさえて、もう片方で手を回外させて屈曲します。 クリっという音をたてて、整復されることがほとんどです。 おおよそ8〜9割くらいはこの方法で整復されます。 この他にも回内法という別の方法もありま
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