人生の最終段階で望む医療やケアについて家族らと話し合っておく取り組みを厚生労働省は進めていますが、これを啓発するポスターが患者や遺族を傷つける内容だとして、患者会などから抗議や意見が相次いでいます。これを受けて厚生労働省は、全国の自治体へのポスターの発送を見合わせました。 ポスターでは、タレントの小籔千豊さんが病院のベッドに酸素吸入器をつけて横たわって、家族と十分に話し合っていなかったため思いがただしく伝わっていなかった患者を演じ、「人生会議」をしておこうと冗談を交えて呼びかけています。 このポスターについて、患者会などからは、患者や遺族を傷つける内容だという意見が相次ぎ、このうち、卵巣がんの患者会「スマイリー」の代表、片木美穂さんは厚生労働省に改善を求める文書を送りました。 文書では、取り組みそのものには理解を示す一方、ポスターは、「治療に苦慮し、残された時間が長くないと感じている患者や
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