ちょっと前に「ヒロインは誰のもの?」という記事を書いて、『CLANNAD』の主人公は自分じゃないよねという自分の意見を述べたんですが…… コメント欄には結構自分と違う意見が頂けて、「なるほど。こういう考えもあるのか」と面白かったです。貴重なコメントを下さった皆様に感謝です。 主人公“だけ”に感情移入して物語を楽しめるのか―――という切り口は、かなり広がりそうな議論ですよね。 喩えば、群像劇なんかは「主人公“だけ”が活躍する」ワケではないのでそうした見方をすると爽快感に欠けますし、逆に僕みたいな群像劇好きからすると「主人公“だけ”がイイ思いをする」話というのは好きになれなかったりします。浮気とか二股とかをしている主人公が出てくると、まず「浮気をされている人」の気持ちになっちゃうんですよ。だから、『DEATH NOTE』の月が嫌いなのです。 ただまぁ……この切り口は最終的には「人それぞれ」にな