ブックマーク / anime.typepad.jp (2)

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    アニメと音楽ビジネス (10)〜製作費の中から音楽制作費が消えた なぜ1980年代以降主題歌とアニメの内容が分離しはじめたのであろう。主題歌の中にタイトルやキャラクターの名前が出て来ない。『CAT'S EYE』はそのままだが、歌詞は巧みにアニメの内容をはずしているので、この歌だけ聴いてもアニメの主題歌とわかる人は少ないのではないか。 なぜそうなったのかといえばそれはおそらく「制作費」の問題であろう。つまりは音楽制作費が別立てになったためにそのような現象が生じてきたということなのだ。実際『うる星やつら』に関してはサントラも含め音楽制作費に関しては一切レコード会社の方から出ていたはずであるから(と言うか出ていた)。当然番組のOP/EDの利用権はメーカーの手に渡るから、彼らとしてはOP/EDの1分半×2枠が楽曲プロモーションのスポットであると理解する。 多分1980年代から製作・制作費の中から音

  • 『フリーコピーの経済学』新宅純二郎・柳川範之編(日本経済新聞出版社2,800円税別)② - アニメビジネスがわかる: アニメビジネスがわかる本90

    『フリーコピーの経済学』新宅純二郎・柳川範之編(日経済新聞出版社2,800円税別)2 コピーが育てた音楽産業 書ではフリーコピーがどのようにコンテンツ産業に影響を与えるかについて非常にダイレクトに述べられている。そしてフリーコンテンツこそがエンタティンメント産業を成長させて来たと結論づける。その最たる例として挙げられているのが音楽だ。 音楽産業の発展の歴史は実はコピーの広がりの歴史でもあった。まずレコードの登場。実演者はレコードの普及によって演奏の場は失われると主張したが実際は登場の機会が増えた。そして、レコードに反対の異を唱える人間はいなくなった。 ラジオの出現に対しても当初レコード産業界は激しく反対したが、すぐにレコードのプロモーションになることがわかって極めて密接な関係を築くようになる。選曲権のあるラジオのDJに対して多額の賄賂を渡すようになったのは他ならぬレコード会社である。

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