慶応大の職員が、事務的なミスで学生ら約3万3千人分の個人情報を流出させていたことがわかった。外部からアクセスできない学内サイトへの流出で、不正利用はないとしている。慶応大は全員にメールで謝罪し、13日に文部科学省に報告した。 慶応大広報室によると、流出したのは、2012年7月時点で在籍した学生の氏名やメールアドレスなど。学生部職員が11日、自分が使うパソコンから、授業で使う教材を学内サイトにアップロードしようとした際、個人情報が入ったファイルと間違えた。教材を使う学生491人が閲覧できる状態になり、50人が閲覧した。12日に学生の指摘があり、大学がファイルを削除した。 この職員は大学の「決まり」に反して、自分のパソコンに個人情報をダウンロードしていたという。 個人情報の流出について慶応大広報室は「外部からアクセスできるものではなく、不正利用もされていない。文科省にも報告した」として、公表し