恒例のパネルディスカッションに参加した。メインフレーマーの経験、知恵とオープンソースとの融合などが課題となる。 メインフレームの時代には、ハードウェア、OS、ミドルウェア、SI、すべて一社で供給していた。オープンシステムの時代になって、それぞれ別々のベンダーから調達し、SIベンダーが供給するようになった。各コンポーネントは標準化されていて(デファクト標準)、価格競争力がないと競合に置き換えられてしまう。その結果、メインフレーム時代に比較して、リーズナブルな価格になった。 問題はそのように作られたシステムでなんらかのトラブルが発生した場合である。プロプライエタリな製品で構築されていると、その製品にトラブルが発生するとSIベンダーには手も足もでない。垂直統合型(メインフレームの時代)の場合、自社ですべての製品を提供しているので、OSだろうがミドルウェアだろうが、トラブってもどうにかするのである