*漫画版を読んだ感想です。原作のゲーム、アニメ等は見ていません。 「ネタバレ」しています。「ひぐらしのなく頃に」のネタバレも含まれています。 注意してください。 概論からの続きです。 概論であげた批判の二つのポイント ?作品の見せ方の問題 ?作者への批判 を、考えていきたいと思います。 「うみねこのなく頃に」という物語の真の目的は、 「どういうルールに基づいて、この物語が作られているのか」 ということを読み解くことだというのが、わたしの見解です。 その物語内独自のルールが分かったときに、 この作品が、何を目的として作られているかが分かるという仕組みになっています。 「ひぐらしのなく頃に」は梨花が気が遠くなるほどループを繰り返しながら、 自分の運命を縛る「ルールXYZ」を探し当てて、それを打破しましたが、 「うみねこのなく頃に」は、それを読者がやっているのです。 「ひぐらしのなく頃に」の梨花