諸刃の剣となった、背中で見せたディフェンス 千葉ジェッツは2年連続同一カードとなったアルバルク東京とのファイナルに67-71で敗れ、悲願のリーグ優勝達成はならなかった。 無得点に終わった西村文男は普段の力を出しきれなかったことを、ファイナルから1週間以上が経った今も「あまりにもチームに貢献ができず悔しかった。まだ引きずっています」と悔やむ。 前半は拮抗したが、第3クォーターに大きく突き放されたことが敗因となった。経験豊富な西村は、ベンチから戦況を見守っている中で危機感を感じていたという。 「試合を見ながらいつも評価するんですが、アルバルクさんのディフェンスの方が少し強度が上だなと感じたんです。蓋を開けてみないと分からない部分があって、試合が始まった時に、ちょっと向こうの方が上だから、このままじゃちょっとマズイと思ったんです」 危機を察知した西村は、いつもとは違うやり方でチームのスイッチを入