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ブックマーク / goldhead.hatenablog.com (9)

  • 非暴力服従主義宣言 - 関内関外日記

    webronza.asahi.com ――あらためて「非暴力抵抗」とは具体的に何をすることなのか、説明していただけますか。 武力や物理的な暴力を使わずに、それ以外の政治的、経済的、社会的なあらゆる手段、具体的にはストライキやボイコット、サボタージュなどを駆使して、侵略者や独裁政権と戦うことです。 こういう考え方がある。だいたいボコボコに批判される。おれも批判する。しかし、おれの批判は多くの批判とは違うような気もするので、軽くメモ。 銃をつきつけられたら、おれは服従する。絶対に服従する。拷問するぞと脅されても服従するし、強制収容所送りだと言われても服従する。 おれは弱い。果てしなく弱い。弱い生き物だ。その上に卑怯者である。自分の命のためなら、同邦人の子供を殺せと言われたら殺すだろう。協力するやつは助ける、と言われたら、積極的に手を挙げるだろう。 祖国回復のあかつきには、敵国協力者として真っ先

    非暴力服従主義宣言 - 関内関外日記
    saiusaruzzz
    saiusaruzzz 2022/08/19
    「人間の弱さや怠惰さ、惰性、無気力を甘く見ているんじゃないのか」これ凄く思った。ロシアが目的をコロコロ変えて侵攻を続けているのも惰性からでは、と思っている。
  • 1月2日、見知らぬ青年と街を歩くのこと - 関内関外日記

    おせち料理2。 pic.twitter.com/7Seb6hDxa3— 黄金頭 (@goldhead) 2022年1月1日 1月1日の夜にメールが届いた。差出人は、この日記の読者である。ある事情のある22歳の青年がある事情によってある関内のネットカフェにいて、できたら会ってもらえないかという内容だった。事情のない人間はいない。関内にネットカフェはある。1月2日か、1月3日に。 おれは「ええー!」となった。こんなお誘いは初めてだ。それに、おれのあたまにはある文字列が浮かんだ。 はてな→オフ会→事件 どうしたものだろうか。しかるべき筋にも相談した結果、会ってみようということにした。今年のおれはやるのだ。やるなら今しかねえ。今年はやるんだ。だったら1月2日から見知らぬ人に会うということも、あっていいだろう。なにかが変わるかもしれない。 おれは念のため、防刃のことを考えて革のコートを着込んででかけ

    1月2日、見知らぬ青年と街を歩くのこと - 関内関外日記
    saiusaruzzz
    saiusaruzzz 2022/01/03
    おうごんあたまさんだと思っていた……。
  • 明るくなったインターネットのなかで、おれは暗いままで叫びつづけたい - 関内関外日記

    またまた寄稿いたしました。よろしければこちらの記事をお読みください。 blog.tinect.jp お読みになりましたか? 読みましたか? 読んだ? 読んだよね? 読むって言ってくれたよね? あたし、バカじゃないんだから! ……というわけで、このごろのインターネットにはライフ(人生、生活)を語る人が少なくなったなーということでございます。 少なくなったのではなく、語らなくなった人が増えた結果、比率が減った、ということかもしれません。そして、それはもう、目が悪くなったおれの目にはうつらないということかもしれません。 たぶん、そうなんだろうな。でも、それでも、おれの目に入ってくるのは、着飾った文章、おもしろさを演出しようとした文章、役に立ちそうな文章、そんなものばかり……。 どうも、ライフが足らない。そういうふうに思う人はいませんか。 で、このおれのこの日記、この場においても、おれがライフを語

    明るくなったインターネットのなかで、おれは暗いままで叫びつづけたい - 関内関外日記
    saiusaruzzz
    saiusaruzzz 2021/09/30
    「おまえは、所詮、この世間というものにおもねった、しょうもないモブの一人にしかなれない。やれ、やるんだ、人殺しの顔をしろ!」 言葉に言霊を込められるのは、生み出した人だけだな。
  • 「女」について - 関内関外日記

    おれのブログに、おそらく20年近く登場している「女」について、その書き方について書く。 その女性はおれより20歳年上である。おれが20歳と少し経ったときから付き合いがある。 「彼女」というのには、なにかその人をおとしめているような気がする。「彼女」と書くには、彼女のほうがよほど人生を歩んでいて、おれのようなものがそう表現するのには気がひける。 なので、「彼女の人」などと書いたこともあったと思うが、回りくどい感じは否めない。 「彼女」では軽すぎるのだ。でも、結婚しているわけでもない。それぞれ独立して生きている。「パートナー」というのも当てはまらない。 女性の友達、というのもなにか違う。 おれは正直、その人をなんと表現していいかわからない。わからないままに「女」という表現をしている。 「おれの女」というニュアンスではない。独立した、一個の人間として、「女」と言っている。「彼女」では軽すぎる。そ

    「女」について - 関内関外日記
    saiusaruzzz
    saiusaruzzz 2021/04/04
    短編小説みたい。好き。
  • ブログを書くということに対するたたずまいについて - 関内関外日記

    年末、いつもの図書館で少し時間を潰す必要があった。一階の文庫棚からなにか適当なを選んで、椅子に座って読もうじゃないかということになった。そのときに目に入ってきたのが『雑文集』と背に書かれた。ちょうどいいじゃないか。 村上春樹 雑文集 (新潮文庫) 作者:村上 春樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/10/28 メディア: 文庫 というか、ここのところずっと読んでいない村上春樹のだった。デビュー直後の短いエッセイから、イスラエルでのスピーチ、ボツになった原稿などが収められている。やはり村上春樹は読みやすいので、これがすいすい読めてしまう。「そろそろ時間かな」というときには半分くらいまで読んでいたので、そのまま借りてきた。 中に「翻訳の神様」という一編があった。どこに書いたものかは忘れたが、ともかく翻訳について書かれていた。そこに、こうあった。 ここに収められたレイ・カーヴ

    ブログを書くということに対するたたずまいについて - 関内関外日記
    saiusaruzzz
    saiusaruzzz 2020/01/08
    「人間の魂の乗り物になるんだ」
  • ニート・オートマタ&ゲーミング・ディスオーダー - 関内関外日記

    「なんかよ、PS4買ってエースコンバットやったのはいいけど、あとはグランツーリスモでさ、やっぱり飽きるわけよ」 「うん、無難すぎる」 「でも、スパイダーマンはぜんぜん動かし方わかんなくて、開始五分でもたなくてよ。そんで、それじゃあPS4もったいないからって、なんかファミ通のアンケートみたいなのネットで見て、評価高かったから、ニーアオートマタっての買ったんよ。ゴールデンウィークにやろうかなって。したら、最初のボスに轢き殺されて、やっぱりおれ、この視点のゲーム苦手じゃんって」 ニーア オートマタ ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション - PS4 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス 発売日: 2019/02/21 メディア: Video Game この商品を含むブログを見る 「え、最初のボスって、人型の?」 「いや、なんかチェーンソーのでけえみてえなの」 「それ、チュートリアルボスじゃ

    ニート・オートマタ&ゲーミング・ディスオーダー - 関内関外日記
    saiusaruzzz
    saiusaruzzz 2019/05/27
    元記事読んでないけど、子供の頃は、ゲームはやっていない人(大人も同級生も)からは叩きの対象だったので慣れてしまった感はある。/「ホライゾンゼロドーン」とか未プレイであればぜひ。
  • ひたすら少数の者のために手紙を書くがいい - 関内関外日記

    今週のお題「ブログ初心者に贈る言葉」 すばらしい詩人の一人である田村隆一はこう書きました。 沖にむかってどこまでも歩いて行くのだ そして ひたすら少数の者たちのために手紙を書くがいい 「新年の手紙」部分 私が十年とそこらブログというものを書いてきて、ずっと思っているのはこのことです。少数の者たちのために手紙を書く。こういった形で文章を世界中にさらけ出すにあたって、これ以外のことを考える必要はありません。 ブログを書こうという人など、それ自体が少数の者です。だから私は、いつものように少数の者のために書く。あなたのために書く。ブログを書こうなどという、少数の者のために。 初期衝動さえあればいい。その衝動がただひたすらにものを書くこと、だれかの目に触れさせること、それを持続させることにつながるのだから。最初の「公開する」ボタンを押した瞬間からそれは始まり、あなたが息絶えるまでそれは終わりません。

    ひたすら少数の者のために手紙を書くがいい - 関内関外日記
    saiusaruzzz
    saiusaruzzz 2019/01/12
    「どうかあなたにやさしい裁きがありますように」
  • 1万人に1人の無能者 - 関内関外日記

    年末年始のテレビ番組を確認するために、「TVガイド」という雑誌を買った。毎年「TVブロス」を買っていたのだが、あいにく書店で見つからなかったのだ。あるいは、たしかもうそういう雑誌ではなくなっていたのだろうか。 まあいい、「TVガイド」だ。「TVガイド」にはたくさんのジャニーズの人たちの写真が、記事が載っていた。おれはあまりジャニーズに興味はない。「君ら、わりといい歳なのに、イチャイチャくっついて、笑顔作って、大変やなぁ」などと思うくらいである(追記:あらためて見てみると、各グループの構成員がそれぞれすべてのパターンで二人一組のハグ写真を撮られていた。算数の問題みたいだ)。おれに必要なのはただ番組表だけだった。 興味のないものを読むことはある。インターネットなど、まったく興味のないものを無料で読むことができる、奇妙な世界である。そして、ときどきは自分に縁のないものをクリックしたりする。たとえ

    1万人に1人の無能者 - 関内関外日記
    saiusaruzzz
    saiusaruzzz 2018/12/26
    無能も怠惰も一万人に一人となると、何らかの才能に見える。0の概念のところ好き。
  • ゴミみたいな人間が読んでも胸糞悪いだけ 田中圭一『うつヌケ』 - 関内関外日記

    うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち 作者: 田中圭一 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/01/19 メディア: 単行 この商品を含むブログ (15件) を見る おれは田中圭一のファンである。『神罰』だって最初に単行で出たときに買った。ネット上で公開されている漫画(『ペンと箸』)だって面白いし、人がたまにTwitterに投下するネタだって好きだ。 が、この『うつヌケ』は、世間の評判とは裏腹に、どうも読んでいて胸糞悪くなった。だって、紹介されている人間が、人類の上位2%、多く見積もっても5%くらいに入るような人ばかりなのだもの。 ともかく、仕事ができる、特別な才能がある、成功を収められる、それだけのスペックがある人間ばかりだ。「無理をしなくて休んでいいんだ」で休む金銭的な余裕がある、あるいはよりどころになる親だの配偶者だの、家族がいる。そんな上流の人間が大うつ

    ゴミみたいな人間が読んでも胸糞悪いだけ 田中圭一『うつヌケ』 - 関内関外日記
    saiusaruzzz
    saiusaruzzz 2017/11/10
    違ったらごめんだけど、「90%のゴミみたいな人間」が全員自分と同じように受け取ることが前提のように書かれているのが気になった。その中にも励まされる人もいると思う。感情がほとばしるいい文章だな。お大事に。
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