東京都は24日、「赤プリ」の名で親しまれ、今月末で営業を終了する「グランドプリンスホテル赤坂」(千代田区)の客室を、福島第一原発の事故で避難するなどした福島県の住民に提供すると発表した。 使用するのは、40階建ての同ホテル新館で、客室は715あり、最大で約1600人を収容できるという。同ホテルが「被災者の役に立ちたい」と都に申し出、営業終了後からホテルの解体が始まる6月末まで避難所として提供することになった。今後、都が希望者を募り、4月9日から受け入れる予定。光熱費などは都が負担する方向で調整している。