Cの演算子では演算対象の数値などを明示的、あるいは非明示的に変換することがあります。この仕組みをキチンと理解していないと思った通りの計算結果が出ないことも。今回は、この仕組みを徹底解説します。 前回は、いくつかの演算子と、演算子の優先順位について学びました。演算子を組み合わせて使うことで、さまざまな演算を行ったり、変数の値を変えたりすることができます。 演算子の中には、演算のときにオペランドの型を変換するものがあります。この型の変換の仕組みを知っておくことで、思い通りの計算ができるようになります。逆に、この仕組みを理解していないと、思った通りの計算結果がでずに、悩むことになります。今回は、前半で型変換について学んだあと、後半では演算子とオペランドの組み合わせである式について学びましょう。 型変換 Cでは1つの型ですべての値を表すことができません。整数を表す型だけでも、char、short
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