7月21日、中国の習近平国家主席はセネガルを訪問、サル大統領と会談を行い、アフリカと中国の経済的結びつきを一段と強めると強調した。 中国外務省の陳暁東次官補は22日、台湾がアフリカで外交関係を持つ唯一の国となったエスワティニ王国(旧国名:スワジランド王国)について、近く台湾と断交する可能性をにおわせた。前日、エルサルバドルが台湾と外交関係を断絶、代わりに中国との新たな外交関係を樹立した。 外交筋によると、来月北京で開く中国・アフリカ首脳会議を前に、中国はエスワティニ王国に台湾との断交を働き掛けているという。 次官補は北京での記者会見で、首脳会議について説明した際に「すべてのアフリカ諸国が中国とアフリカの協力関係に加わり、大きな家族の一員となることを望む」とした上で、「この目標はそう遠くない将来に実現する可能性がある」と述べた。これ以上の詳細には触れなかった。