宮城県石巻市表浜地区で、独身の男性漁業者の“婚活”をバックアップしようと、18日から1泊2日で「ふれあいパーティー」が開かれる。クルージングと海の幸の食事をしながら交流する内容で、独身女性の参加を募集している。 同地区は、カキやワカメなどの養殖とアナゴ、イカの沿岸漁業が盛ん。独身男性が年々増え、県漁協表浜支所などの若手がパーティーを企画した。 当日は、22〜38歳の男性15人が参加。女性たちと金華山からクルージングを楽しんだ後、夜は市内のホテルで旬を迎えた特産のアナゴやホタテなどを味わう。同支所は「気軽に旅行気分で。1人でも友達と一緒でもOK」と参加を呼び掛けている。 募集対象は20〜40歳の独身女性15人(先着順)。参加費4000円(宿泊代込み)。申し込みは支所に電話(0225・46・2136)かファクス(0225・46・2753)で。10日締め切り。
ミンククジラの調査捕鯨始まる 釧路沖 (09/07 16:01) 釧路港北埠頭(ふとう)を出港する調査捕鯨船=7日午前9時20分ごろ(桜井徳直撮影) 【釧路】釧路沖の調査捕鯨が7日始まり、調査船4隻が釧路港を出港した。ミンククジラの回遊状況や食性が漁業に与える影響を調べる目的で、釧路港から半径90キロの海域で60頭を上限に10月26日まで行われる。 調査捕鯨は水産庁の許可を得て、独立行政法人・水産総合研究センター遠洋水産研究所が主管する調査団が実施。釧路沖では2002年から03年を除いて毎秋行っている。 7日は午前9時から出港式が行われ、吉田英可調査団長が「道東沖で(ミンククジラが餌としている)サンマの不漁が続く中、ミンククジラが来ているのか、何を食べているのか明らかにしたい」とあいさつ。調査船4隻は関係者約100人に見送られて港を出た。 < 前の記事 | 次の記事 >
水産団体 まぐろ乱獲防止要請 9月6日 16時41分 太平洋で取れるまぐろが乱獲で激減しているとして、水産団体が山田農林水産大臣を訪ね、乱獲の防止に向けた国際的な取り決めを強化するよう求めました。 要請を行ったのは水産物の卸売業者でつくる「全国水産物卸組合連合会」で、6日、山田農林水産大臣を訪ね、「巻き網」によるまぐろ漁について国際的な規制を強化するよう求める文書を、およそ4万人の漁業関係者の署名とともに手渡しました。太平洋では、日本や韓国、それに台湾などがまぐろ漁を行っていますが、網でまぐろを囲んで大量に捕獲する「巻き網」と呼ばれる手法によって資源が減少していると指摘されています。要請を受けて、山田大臣は「規制強化に向けて具体的に取り組みたい」と述べました。太平洋で取れるまぐろをめぐっては、7日から福岡市で日本や韓国などが参加し、資源管理のあり方を話し合う国際会議が開かれます。去年の会議
エチゼンクラゲ激減、昨年の千分の一に 東シナ海で調査2010年9月6日15時1分 印刷 ソーシャルブックマーク 海中を漂うエチゼンクラゲ。触手には毒がある=昨年9月、島根県・隠岐諸島沖 日本の沿岸に押し寄せて漁業被害を起こす「エチゼンクラゲ」の発生量が、今年は極めて少ないことが、水産総合研究センターの調査で分かった。同センターは6〜8月に東シナ海で行った目視調査や網による調査のデータを分析した。広島大の上(うえ)真一教授らが日中を結ぶフェリーを使って7月に行った中国沖の目視調査でも、生息密度が昨年の千分の1以下だった。 同センターは「個体数の多い海域でさえ生息密度は昨年の10分の1から100分の1程度。今年は日本の沿岸で大量に漁網に入ることはないだろう」としている。 エチゼンクラゲは最大で傘の直径2メートル、重さ200キロに達する。中国大陸の近海で生まれ、主に日本海の沿岸に流れ着く。大発生
猛暑で海水温2〜4度上昇 ホタテ大量死の危機 青森 猛暑の影響で海水温が上昇し、陸奥湾で養殖されているホタテ貝が大量に死ぬ恐れがあるとして、青森県と県産業技術センター水産総合研究所、県漁連などでつくる対策本部は6日、青森市の水産ビルで緊急会議を開いた。 関係機関の担当者や漁業者ら約40人が出席。水産総合研究所の工藤敏博ほたて貝部長が、陸奥湾の8月の海水温が例年より2〜4度程度高い状態で推移し、ホタテ貝の体力低下が懸念される現状を説明した。 その上で(1)養殖施設をできるだけ動かさない(2)例年9月中旬〜10月上旬ごろに行う稚貝の分散作業は海水温が下がるまで延期する―などの対策を漁業者に呼び掛けるよう求めた。 漁業者の一部からは、高水温の影響でホタテ貝が死ぬ被害は既に発生しているとの報告もあった。 後潟漁協(青森市)の山口隆治組合長(63)は「漁協の稚貝の大半が死んだ。40年、漁師を
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