「インターネットを通じて、世界をより良くする」 僕が生まれたのは1977年です。社会のことや世の中のことが理解でき始めた中学生や高校生の時代を、日本の一つの成長の時代が終わり、横ばいと下り坂を繰り返す1990年代に過ごしました。そういう意味では、成長する時代を体験していない、日々縮小する日本しか知らない世代の始まりなのかもしれません。 そういう1990年代に入り、時代が世の中の雰囲気を変えていく中で、当時の僕には、それに大きな違和感を感じました。努力しても意味が無い、いかに楽に過ごすかが全て。どうせ何も変わらないから、頑張るだけ馬鹿らしい。悲観的なシニカルであることが賢いことで、建設的で前向きであることが愚かであるような、社会や他人の批判と批評を繰り返して問題点はあげていくものの、自分では責任を持って解決に向けた行動をする訳でもない、そんな雰囲気に包まれていたように思えたからです。 そん