アフガニスタンのイスラム主義勢力タリバンは、女性が身に着ける「ヒジャブ」を細かく定義し、女性が従わない場合、家族を処罰するという指針を発表しました。タリバンは政権を再び掌握した去年8月以降、女性の権利を制限する動きを強めていて、今後、欧米からの批判がさらに強まることが予想されます。 アフガニスタンのタリバン傘下の勧善懲悪省は7日、イスラム教徒の女性が人前で髪を隠すのに用いるスカーフ、「ヒジャブ」についての指針を発表しました。 それによりますと、女性が身に着ける「ヒジャブ」を体を包むものと定義したうえで、体の一部が見えるような透けた素材は使わず、体の線が出るようなものは着用するべきではないとしています。 そして、特段の理由がないかぎり女性は家にいたほうがよいとしたうえで、家族以外の男性の前では目だけを出し、顔を覆うことを義務づけるとしています。 こうした指針に女性が従わない場合、父親や夫とい
![タリバン 「ヒジャブ」指針を発表 女性の権利制限の動き強める | NHK](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3f6ad07dd361d81ca4a3025ea7343f6614916b8f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20220508%2FK10013615561_2205080655_0508065737_01_02.jpg)