小さいころから毎日のように聞かされてきた言葉、学校で先生や友だちから投げかけられてきた言葉、会社で上司が浴びせかけてくる言葉、家庭で義父母や夫、妻から聞かされる言葉……。そしてなにより、自分自身に対して毎日毎日語りかけている言葉。それらが心の深い部分に働きかけて、私たちの健康を維持していたり、病気を作り出しているのではないか。 つまり、「身のまわりの言葉」が私たちの健康に大きく影響しているということです。 今回ご紹介する『「病」になる言葉──「原因不明病」時代を生き抜く』は、現役の内科医師である著者が10万人を超える患者を診察する中から得られた「身のまわりの言葉」が健康にもたらす効用について、その知見が具体例とともに紹介されている一冊。 ドキッと、あるいはハッとさせられるくだりが随所にあります。いかに普段の自分が言葉に無神経であるかを痛感させられると同時に、具体的にどのようなことに注意すれ
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