世界的にも評価されている北野武監督の3年ぶりの新作映画が今月25日から公開されます。オレオレ詐欺に引っかかったやくざの元組長が、かつての仲間と共に若者に逆襲するというコメディー映画です。 出演するのは、藤竜也さんをはじめ、近藤正臣さん、中尾彬さん、品川徹さんなどベテラン俳優ばかり。主要キャスト8人の平均年齢は72歳です。 この異色のコメディー映画の舞台裏を、北野監督と主演の藤竜也さんに聞きました。 映画「龍三と七人の子分たち」は、昔やくざの組長だったものの今は息子の元に身を寄せ、肩身の狭い生活を送る龍三(藤竜也さん)が、ある日オレオレ詐欺にひっかかるという設定から始まります。 龍三は、自分をだましたちんぴらグループを懲らしめようと、昔の仲間に手紙を出します。わびしい日々を抜け出したいと龍三の元に7人の仲間が集まります。 北野監督は物語の設定について、「今、よくオレオレ詐欺に引っかかるでしょ