あらすじ 【夢】 さくらはまたあの夢を見ている。 大きな月。 東京タワー。 女の人。 桜の花びらがクロウカードに変わる。 （クロウカード…。） さくらはクロウカードを一枚手に取る。 しかしさくらが触れると、クロウカードはなぜか消えて行ってしまったのである。 次にさくらは、東京タワーの上にいる女の人に視線を向ける。 （知ってる…知ってる…知ってる…あの人…。） 【約束】 さくらは夢から目覚めた。 学校でいつの間にか転寝をしていたらしい。 「あの人は…。」 「だあれ？」 さくらのつぶやきに答える声がする。 「観月先生！！」 さくらの目の前で、観月が微笑んでいる。 どうやら授業中に眠っていたらしい。 「教室で寝ると、風邪ひいちゃうわよ。」 観月はそう言って、教壇の方へ戻っていった。 タイミングよくチャイムがなり、授業はそのまま終わりを告げる。 教壇に立つ観月の姿は、夢で見た女の人の姿によく似てい

あらすじ 【クイズラリー開催】 「ねぇねぇ知ってる？今度クイズ大会があるの？」 チアリーディング部の練習中、千春がさくらと奈緒子に話しかける。 なんでも今度の日曜日に、友枝町でクイズラリーが開催されるらしい。 クイズラリーに参加するためには、ペアでの参加が条件であることから、さくらは真っ先に知世を誘おうと考える。 そして放課後、友達と帰宅する途中、さくらは千春が話していたクイズラリーの看板を発見する。 「知世ちゃん、一緒に出よう。」 「嬉しいですわ。でも…。」 知世はさくらと一緒に出場してしまうと、さくらの勇姿をビデオに収めることができないという理由で断ってしまう。 「じゃあ僕と出ない？」 さくらに声をかけたのは、穏やかな笑みを浮かべる雪兎だ。 さくらのペアは雪兎に決定したのである。 帰宅後、さくらは晩御飯の準備を手伝いながら、藤隆に雪兎と一緒にクイズラリーに参加することを報告。 「優勝し