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2009年11月15日のブックマーク (4件)

  • 古代ギリシア哲学と現代倫理学のページ

    出版時から比較的売り上げが好調のようで、前回ブログの繰り返しになりますが、著者の一人として少し安心しました。また、こうした機会に取り上げていただけたことについて、出版社の方々はもちろん、出版直後からさっそくご購入くださったみなさまのおかげと感謝申し上げます。 学生さんの目線に立てば、私が担当した第三部 議論の論理(第6章 論証の定石、第7章 反論の定石 、第8章 反論の実践)については、の帯にも書かれています通り、議論が当に論理的に行われているのかどうかを把握する力、自分で論理的な議論を書く力を身につけていただきたいという点が、もっとも重要な点です。そのために、検証型反論と代案型反論という、二種類の反論の区別を学ぶことを主要な目的の一つとして設定しています。 有斐閣さんは法律関係の書籍が多い出版社なので、議論の一例として「法廷弁論」について言えば、個人的に(自分が訴えられたとか訴えたと

    古代ギリシア哲学と現代倫理学のページ
  • 哲学の論文を書くということ(1)-読書感想文とは異なる- | 古代ギリシア哲学と現代倫理学のページ

    私のような浅学の者が「哲学の論文を書くということ」などというタイトルをつけた文章を書けば、たちまち諸先生・諸先輩方から、「10年早い。」と言われたり思われたりすることは明白で、気が引けるのですが、最近、各方面から、どうしたら哲学の論文を書くことができるのか、という質問を受けることが多くなってきましたので、 その方々へのお答えという意味で、私自身がどのような仕方で、また、どのようなつもりで論文を書いてきたか、 あるいは、少なくとも、どのような仕方・どのようなつもりで書くことを「目標」としてきたか、 ということを書いてみたいと思います。 どのような仕方で論文を書くのかと言っても、論文には、それこそ結果がよければそれでいいという側面もあるわけで、 一概にどういう書き方をしなければならないと言える性質の事柄ではありませんし、 卒業論文、修士論文、博士論文、学術誌投稿論文、等々、 さまざまな局面・段

    哲学の論文を書くということ(1)-読書感想文とは異なる- | 古代ギリシア哲学と現代倫理学のページ
  • 木田元 - Wikipedia

    木田 元(きだ げん、1928年9月7日 - 2014年8月16日[1])は、日の哲学者。専攻は西洋哲学史、現象学の研究。中央大学名誉教授[2]。 モーリス・メルロー=ポンティ、エドムント・フッサール等の、20世紀ヨーロッパ思想で著名な哲学者の代表作を、平易な日語に訳した。ハイデガーの研究でも知られる。 経歴[編集] 新潟県新潟市生まれ、籍地は山形県最上郡東小国村(現在は最上町)。 3歳のとき一家で満洲・新京に渡る。新京第一中学校(戦時体制のため4年で繰り上げ卒業)を経て、1945年(昭和20年)海軍兵学校に入学(78期)。同年8月6日、江田島で水泳の訓練中、原爆投下を広島市側の海岸で目撃[3][4]。8月15日に日が終戦を迎えると軍海軍兵学校では生徒たちに帰宅の指示が出たが満州出身なので土にいる親戚もよくわからず困っていたところ、教官が自身の佐賀の実家へ行くよう指示してくれる。

  • 哲学わからなくて当然 木田元さん新著「反哲学入門」 : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    哲学というと「難解」なイメージが強い。だから敬遠する人は多いが、難しいからこそありがたがる風潮も日にはある。しかし、哲学者の木田元(げん)さんは、新著『反哲学入門』(新潮社)の中で、日人の思考は、欧米人とは違うから、「哲学を分かったふりする必要などまったくない」と明言した。(鵜飼哲夫) がん手術を機に 木田さんは、「存在と時間」で知られる20世紀ドイツのハイデガー哲学の日における第一人者で、中央大学で長く教鞭(きょうべん)をとってきた。しかし、わからないことを、わからないと言えるようになるまでには時間がかかった。 「もちろん、勉強してきましたから、ある程度はわかりますよ。しかし、プラトンの『イデア』なんて、見たようなふりして講義してきましたが、絶対に変化せず、生成も消滅もしないものは見たことがない。世界構造の奥の奥がわかるデカルトの『理性』が自分の中にあるとは、とても思えない。でも、