日用品国内最大手の花王。2012年に就任した沢田道隆社長は、技術開発から商品化まで社内で完結させる自前主義の伝統を覆し、社外の技術やアイデアを取り入れる「オープンイノベーション」を進めている。売上高1兆5000億円を誇るとはいえ、グローバル市場では9位にとどまる。世界の大手と肩を並べる企業に成長するために、「率先して逸脱すること」をリーダーとしての信条とする。 ◇ ◇ ◇ ――リーダーとして大切にしている心構えは何ですか。 「無難の中から変革は生まれないと強く意識しています。日本人は先例を重視しすぎる傾向があり、積み上げていくのは上手ですが、突き抜けるのは苦手だと思います。自分が大きな変革だと思って取り組んでも、外から見るとそうでもないということは多々あります。もっと極端でいいのです。2020年までの中期経営計画『K20』では、『自ら変わり、そして変化を先導する企業へ』をスローガンに掲
地域の元気高齢者がリーダーとなり、ICTを活用しながらコミュニティーを築く――。介護予防に向けた、そんな取り組みが始まろうとしている。その名は「老いて豊かなキズナ型クラブ」だ。 ICT活用で一人も取り残されない仕組みを 提案しているのは、「福井県ヘルスケアビジネス研究会」の介護グループ。同グループに所属する理学療法士で、スタジオユウ 代表取締役の福田裕子氏はこう話す。 「従来の介護予防事業では、『同じ人ばかり参加している』『男性が参加していない』という課題があった。豊かな人のつながりを育み、男女ともに高齢者自身がサービス提供者となり、生き生きと地域の活動に参加する介護予防ビジネスを実現していきたい」。 介護グループを代表して2020年2月7日に福井市内で開催された「福井県ヘルスケアビジネス研究会 プラン発表会」で取り組みについて発表したスタジオユウの福田氏(写真:Beyond Health
日用品国内最大手の花王。2012年に就任した沢田道隆社長は、技術開発から商品化まで社内で完結させる自前主義の伝統を覆し、社外の技術やアイデアを取り入れる「オープンイノベーション」を進めている。売上高1兆5000億円を誇るとはいえ、グローバル市場では9位にとどまる。世界の大手と肩を並べる企業に成長するために、「率先して逸脱すること」をリーダーとしての信条とする。 ◇ ◇ ◇ ――リーダーとして大切にしている心構えは何ですか。 「無難の中から変革は生まれないと強く意識しています。日本人は先例を重視しすぎる傾向があり、積み上げていくのは上手ですが、突き抜けるのは苦手だと思います。自分が大きな変革だと思って取り組んでも、外から見るとそうでもないということは多々あります。もっと極端でいいのです。2020年までの中期経営計画『K20』では、『自ら変わり、そして変化を先導する企業へ』をスローガンに掲
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