自殺対策コーナー新設、県立図書館 関連図書ずらり ※写真クリックで拡大表示します 県立図書館に設置された「生きる力を与える本」のコーナー 県立図書館(石井鈴子館長)は県の緊急的な自殺対策の一環として、2階閲覧室の一角に「生きる力を与える本」のコーナーを新設した。閲覧室にある17万冊の中から職員が選び出した「人生訓」「心理学」「カウンセリング」「うつ病」「債務関連」などの約260冊と、各種相談窓口などを記したチラシを置いている。年間340日開館し、来館者が延べ50万人と多くの人の目に触れる場だけに、同館は予防効果に期待を寄せている。 同館の山崎博樹主任専門員は「来館の目的が明確ではなくても、コーナーを入り口にして、自分が抱える課題に気付いてもらえれば。本から得られる知識が、自殺予防につながってほしい」と話し、当事者にとどまらず、その周囲の人への利用も呼び掛ける。 コーナーは9日から開設し