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ブックマーク / wedge.ismedia.jp (6)

  • 有機ELテレビで分かる日本のモノ作りの弱点

    今年のIFAで、テレビの主役は2つ。1つは、技術の最先端。4K 有機ELテレビと、8Kの液晶テレビ。もう1つは、「HDR(High Dynamic Range)」と呼ばれる明るさの画質規格だ。IFAはベルリンで行われるため、入場者の多くはドイツ人。真面目な国民性だからかもしれないが、それぞれの展示ブースで目を皿の様に大きく見開いて、見入っていた。ある種の熱さが伝わってきた。 ただし、全メーカーのブース、すべてを熱い眼差しで見ているのかというと、それは違う。やはり、開発力、ブランド力が、重要になってくる。有機ELテレビで、人だかりしていたのは、LGエレクトロニクス(以下LG)、ソニー、パナソニックの3ブース。 LGエレクトロニクス 現在、有機ELテレビのパネルは全てのメーカーに、LGグループのLGディスプレイから供給されている。その意味では、有機ELテレビの盟主といえる。盟主が行うことは、「

    有機ELテレビで分かる日本のモノ作りの弱点
  • 「日本人の英語学習熱は非常に高い」? 「日本人と英語」にまつわる誤解を解き明かす

    「日人の英語学習熱は非常に高い」? 「日人と英語」にまつわる誤解を解き明かす 『「日人と英語」の社会学』 寺沢拓敬氏インタビュー ビジネス誌をめくれば英語習得法の特集が組まれ、電車に乗れば英会話スクールの広告が必ずと言っていいほど目に入って来る。また、楽天を始めとする企業では、社内英語公用語化が進み、子供たちへの早期教育の効果が喧伝されている。まるで、これからの時代、英語が出来なければい扶持に困るとでも言うように。 果たして、そんなに多数の日人に英語は絶対に必要なのか。こうした通説や俗説に対し、社会統計データを分析し、実態をつまびらかにしたのが『「日人と英語」の社会学』(研究社)。そこで著者で、日学術振興会特別研究員(PD)・オックスフォード大学ニッサン日問題研究所客員研究員の寺沢拓敬氏に話を聞いた。 ――一歩街に出ると英会話スクールの広告が溢れていますし、ビジネス誌などで

    「日本人の英語学習熱は非常に高い」? 「日本人と英語」にまつわる誤解を解き明かす
  • 「ググレカス」から「ググってもカス」へ

    前回は中国の電子決済機能から、社会統治技術の問題について論じた。社会は技術環境に多大な影響を受けるが、それに伴い人々の意識も変容が生じる。技術的な条件が変化したとき、人々がその社会の中でどのような行為を行うか、そこには我々ひとりひとりの意志が深く関わるだろう。またこの問題と並行して、技術が我々の意志を先回りするといった人間の主体性に関わる問題も議論すべきであろう。人々の意識や意志は情報社会においてますます重要性を増している。今回は我々が意識的(ないし半ば無意識的)に行う検索の深刻な問題について論じたい。 不正確な医療情報、 昨年話題となったウェルク問題 我々は日々スマホやPCから多くの事柄を検索し、知識を得ている。故に検索とその結果上位に表示されたサイトの知識は、我々に多大な影響を及ぼしていることにもはや異論の余地はない。 検索最大手グーグルの公式ブログによれば、2015年の段階で全検索の

    「ググレカス」から「ググってもカス」へ
  • 日本企業から優秀な外国人が逃げ出すワケ

  • 日本に10億円寄付した台湾経済界の風雲児を偲ぶ

    今年1月、東日大震災の際に、個人で10億円を寄付してくれたエバーグリーングループ総裁の張栄発氏が亡くなった。張氏のように日を「特別視」する「日語世代」は年々少なくなっている─。 2016年1月20日、台湾のエバーグリーン(長栄)グループ総裁の張栄発氏が他界した。享年88歳。 氏は東日大震災の際、義援金として個人で10億円を寄付し、グループ傘下の企業には各種救援物資を提供するように指示。さらに、被災地までの輸送と搬送を無料で行うようにと命じた人物である。 東日大震災当日総裁室でひとり涙を流す 張氏は日統治時代の1927年(昭和2年)10月6日、台湾北東部に位置する漁業都市・蘇澳で生を受けている。その後、台湾北部最大の港湾都市として君臨していた基隆に移り、15年間の船員生活を経験した。 その後、一隻の中古貨物船を購入して起業。68年には長栄海運(エバーグリーン・マリン)を設立した。

    日本に10億円寄付した台湾経済界の風雲児を偲ぶ
  • 貴族だったトランプがアジテーターに転向した理由

    「ヒラリーは公用のEメールを勝手に削除した!」 6月2日、カリフォルニア州サンノゼ市のコンベンションセンターで、ドナルド・トランプがダミ声で怒鳴ると、聴衆は激しいブーイングで応えた。 「私が大統領になったら、あの女を刑務所にぶち込んでやる!」 トランプが拳を振り上げると、聴衆は「うおおおお」と雄叫びを上げて足を踏み鳴らした。 聴衆の9割以上は白人。平日の夕方だから仕事帰りのはずだが、ネクタイやスーツを着た人は少ない。ほとんどがジーパン。ワークブーツの人も多い。 彼らは「サイレント・マジョリティー」と書かれたサインボードを掲げ、上気したピンク色の顔で「移民を追い出せ!」と熱狂的に叫んでいる。まさにピッチフォーク・モブ。よそ者をリンチするため、燃え盛る松明(たいまつ)やピッチフォーク(干し草を持ち上げるための農具)を手に村を練り歩く怒れる群衆だ。 時々聴衆に交じった反トランプ派の人が「レイシス

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