2024年6月7日のブックマーク (1件)

  • 「カザルスへの旅」伊勢英子著 - ururundoの雑記帳

    大して期待もせずに 読み始めたであるのに 最初から面白く 読み進んでいる。 「カザルスへの旅」伊勢英子著。 5月15日のブログ 『見えない蝶をさがして」「チェロの木」』の作者だ。 「日常のこまごまとした事に 押しつぶされそうになっていた私の感性。 一度自分の全ての束縛から放り出してみたかった」と 伊勢英子は カザルスの住んでいた スペインの小さな村プラドへ旅立った。 カザルスは フランコ独裁政権下で故国スペインを去り 一才の権力に背を向け 永遠の亡命者を決意した。 私が説明するまでもなく 余りにも偉大なチェリストだ。 3歳からチェロを弾いている 絵作家の伊勢英子は なぜカザルスの地に行ったのか。 それは読み進めば 分かるだろう。 文章の上手さ 美しさ 生きる事への情熱。 日常の束縛から解き放たれたいと思い それをすぐに行動に起こす決断とバイタリティ。 旅をする伊勢英子の心の中は 彼女の

    「カザルスへの旅」伊勢英子著 - ururundoの雑記帳