来秋の自民党総裁選に向けて、「ポスト安倍」と目される自民党議員らの資金力を2016年の政治資金収支報告書で比べると、岸田文雄政調会長が安倍晋三首相(党総裁)に迫る勢いであることがわかった。 岸田氏が代表を務める党の支部と資金管理団体の総収入は1億3616万円。前年から3割ほど増え、首相との差を縮めた。収入の柱である政治資金パーティーは東京や地元の広島で計6回開き、約9800万円を得た。 初の女性首相を目指す野田聖子総務相は前年比9%増の9317万円。派閥に属していないが、パーティー収入が3割ほど伸びて6521万円だった。石破茂元幹事長は7374万円で、岸田氏の約半分にとどまった。 将来の自民党の「リーダー候補」と目される小泉進次郎・筆頭副幹事長の総収入は8434万円。知名度の高さが集金力にもつながり、個人寄付が1813万円と21%を占めた。河野太郎外相はパーティー収入が少なく、6374万円
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