その店、本当に専門店? 幽霊レストラン、コロナで拡大―「実態と乖離も」識者警鐘 2021年05月30日07時09分 【図解】複数出店している「ゴーストレストラン」の例 コロナ禍に苦しむ飲食業界で「ゴーストレストラン」と呼ばれる宅配専門店が増えている。店側は接客のコストを節約でき、利用客も「密」を避けてプロの料理が楽しめるのが特長だ。ただ、中には一つの店がインターネット上で多数の「専門店」を名乗っているケースもあり、専門家は「専門店の料理が届くと信じた客を欺くことになる」と警鐘を鳴らしている。 「もう限界」「効果あるのか」 飲食店悲鳴、五輪に懸念も―緊急事態宣言の延長決定 「配達員の方へ、上記店舗はココです」。東京都杉並区のある居酒屋の店先には、25もの店名がずらりと掲示されていた。居酒屋は休業中だが、宅配代行サービスのアプリには唐揚げ、丼、ハンバーグなどの「専門店」として掲載され、注文を受