2011年5月1日放送 再放送:5月8日 平面と立体の境を飛び越えて ~福田繁雄 「見ること」への情熱~ 出演 日比野克彦さん(アーティスト) 梅佳代さん(写真家) 誰にも親しめるユーモアあふれる作品を連打し、長年グラフィック・デザイン界のトップランナーとして活躍した福田繁雄(1932-2009)の特徴は「平面のような立体、立体のような平面」。グラフィック・デザイナーとして活躍しながら、彼ほど立体作品を手がけている者は少ない。生涯に制作したポスターが1200点、立体作品は800点! 前から見ると「ヴァイオリン弾き」、真横から見ると「ピアニスト」に見える彫刻。848本のスプーンやフォークを組み合わせて作った巨大なヘルメット型オブジェは、光をあてるとオートバイの形の影を床に落とす。現実にはありえないエッシャーのだまし絵を、みごと3次元作品にしてもみせた。その精神は平面にも反映され「飛び出して見