全国の神社を束ね、安倍政権を強力にバックアップするなど、我が国において強い影響力を持つ神社本庁が大きく揺れています。元全国紙社会部記者の新 恭さんは、自身のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』で、神社本庁で今、起こっていることを詳細に記すとともに、日本の「神社界」が抱える闇を白日の下に晒しています。 神社本庁に何が起きているのか 全国約8万の神社をたばねる宗教法人「神社本庁」(東京都渋谷区)。安倍政権を後押しし、日本会議や神道政治連盟でも中心的な役割を担ってきた。 この組織に、いま何が起きているのだろうか。現在の総長、田中恆清氏(石清水八幡宮宮司)が辞意を漏らしているという。 象徴的な存在の「総裁」、各神社の職員を統督する「統理」に次ぐナンバー3だが、実質的に神社本庁を動かしているのは「総長」である。田中総長は日本会議の副会長でもある。 田中氏が自らこの権力を手放す気になった背景には、深