オランダ・アムステルダムで栽培されている大麻の鉢植え(2017年2月21日撮影)。(c)AFP/ANP/Evert Elzinga 【2月22日 AFP】オランダの下院議会は21日、大麻の栽培と販売を、政府の管理下で行われる限り全面的に合法化する法案を可決した。同国公共放送のNOSによると、同法案は定数150の下院議会で、賛成77票、反対72票の僅差で可決されたという。 オランダは1976年、5グラム未満の大麻の販売を非犯罪化し、また個人での使用が目的であれば5株までの栽培を法律で認めている。 だがこれまでのところ、大麻の大規模な栽培および販売は禁止されており、結果として「コーヒーショップ」と呼ばれる600ほどの許可店舗も、需要に応じるために犯罪者らから仕入れなければならない状況に陥っている。 今後、同法案は上院へと送られるが、下院で反対に回った勢力が上院では多数派を占めており、法案の成立