昔の事だ。もう20年近くも前のこと。中国を旅していた時に日本人のバックパッカーと出会った。自分もバックパッカーだったから、安宿のドミトリーで同宿の連中と「メシでも食いに行くか?」みたいな中であった人だった。彼は長いこと中国各地を廻ってきて、チベットから戻ってきたところだ、といい、こう続けた。「(人民)解放軍の連中は平気でチベット人を撃ちますからね。酷い話ですよ」と吐き捨てた。 にわかには信じがたい話だったが、しばらくして彼の云っていた事は別の形で再現する事になった。 天安門事件だ。 同じ国の中でも一般人に銃を向け発射する連中が、チベットでそれよりマシな対応をしているとは思えない。彼の云っていることには妥当性があったのだ、と思った。 現在、チベットでは中国政府による“鎮圧”が行われているようだ。多分、情報統制の下、暴力行為が横行していることだろう。この件では、意外なことに?産経記者のブログが