被害に遭った白菜の根の部分だけが残った畑=佐賀県みやき町簑原で2018年2月3日午後6時11分、中村敦茂撮影 全国的な野菜価格の高騰が続く中、転売目的とみられる数百個単位の野菜の盗難が各地で相次いでいる。今後しばらくは高値が見込まれ、自衛も難しく農家は気が休まらない。 「無残なやり方で、もうがっくり」。佐賀県みやき町簑原の白菜畑で、生産者の吉村哲雄さん(66)が肩を落とした。1月末に畑の一部の約500個(15万円相当)の白菜が根元から刃物で切られ、なくなっていた。県警鳥栖署に届けたが、同じ畑で別に500個近くが取られていることも判明。「他の畑も被害に遭うかと、夜もぐっすり眠れない。さあ収穫という時にごっそり持って行き、生産者の気持ちを踏みにじっている。夜間の見回りをやったが、防犯カメラまで設置するかどうか……」と頭を抱える。 福岡県糸島市でも昨年12月下旬から今年1月上旬にかけて、ネギ約3
自衛隊の存在を明記する憲法改正を巡って自民党内で綱引きが続いている。9条第1項と第2項を維持する安倍晋三首相の方針に沿って条文案をまとめたい党憲法改正推進本部に対し、石破茂元幹事長らは第2項の削除を譲らない。推進本部のある役員は7日の議論を「交わる気配がない」と評した。 首相は6日の衆院予算委員会で「命を賭して任務を遂行する者の正当性を明文化することは改憲の理由になる」と答弁し、自衛隊を憲法に明記する意義を重ねて強調した。 首相が提起したように第2項を維持する場合、第3項などとして自衛隊を書き加えることになる。「加憲」を掲げる公明党の協力を得る必要があるため、首相は「自衛隊の任務や権限に変更は生じない」と繰り返す。ただ、自衛隊を明文で合憲化しても、第2項が保持を禁じた「戦力」との境界論争は決着しない。憲法上の組織になった自衛隊が、法律で設置された防衛省より上位になる「逆転」の問題も指摘され
台湾東部・花蓮県沖で6日午後11時50分(日本時間7日午前0時50分)ごろ、強い地震があり、花蓮市内でホテルやビルの一部が崩れるなどの被害が出た。台湾の中央気象局によると、マグニチュード(M)は6・0。台湾メディアによると、7日夜までに少なくとも7人が死亡、250人以上が負傷し、67人と連絡がとれない状態だ。日本台湾交流協会台北事務所によると、旅行者を含む日本人9人もけがをした。 1~3階部分がつぶれて大きく傾いた11階建てのホテル「統帥大飯店」には100人以上の宿泊客がおり、大半が救出されたが、フロントに閉じ込められていた男性従業員の死亡が確認された。ホテルには日本人旅行者7人も5階部分に宿泊。助け出された人は「出口が見つからず、右往左往した」と現地のガイドに語ったという。7人は病院で手当てを受けたが、重傷者はいないという。同事務所によると、ほかに30代の女性と70代の男性が軽傷を負った
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