中国のバイトダンス(字節跳動)が開発した10代に人気のショート動画アプリ「ティックトック」の運営側が、児童らの個人情報を違法に集めたと主張する米政府と和解するため、570万ドル(約6億3200万円)を支払うことで合意した。児童のプライバシーを巡る制裁金としては過去最大規模となる。 米連邦取引委員会(FTC)は27日発表した声明で、FTCと合意に至ったのは、現在はティックトックとして知られる「ミュージカル・ドット・ly(Musical.ly)」だと説明。FTCによれば、ミュージカルは13歳に満たない児童から名前や電子メールアドレスなどの情報を保護者の同意を得ずに収集していた。 20年余り前に成立した米国の児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)は、ウェブサイトやアプリなどのオンラインサービスで児童からの情報収集や利用・開示に制限を設けている。またFTCによると、ミュージカルのアカウント