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「ピンチはチャンス」論法 1944年、東条英機の場合 たとえば、東条英機は1944年7月のサイパン島陥落後にこう述べている。 「正に、帝国は、曠古の(前例のない)重大局面に立つに至つたのである。しかして、今こそ、敵を撃滅して、勝を決するの絶好の機会である」 そこまでいうならば、なにか特別な秘策があるのかと思ってしまう。だが、続く箇所を読むと、それが空虚な精神論にすぎないことがわかる。 東条英機 ©AFLO 「この秋(とき)に方(あた)り皇国護持のため、我々の進むべき途は唯一つである。心中一片の妄想なく、眼中一介の死生なく、幾多の戦友並びに同胞の鮮血によつて得たる戦訓を活かし、全力を挙げて、速かに敵を撃摧し、勝利を獲得するばかりである」(『週報』1944年7月19日号) 同じような例は枚挙にいとまがない。いわく、本土に戦線が近づいたので有利。いわく、空襲で日本人の覚悟が固まったので有利――。
マリリン・マンソンが日曜日(7月29日)、アメリカで開かれた<Impact Music Festival>に出演した際、楽屋で警官に手錠をかけられる動画をインスタグラムに投稿した。 ◆マリリン・マンソン動画 マンソンはその直前に、「俺はドラッグが好きじゃない…」とのキャプションでタバコらしきものを吸うシュールな動画を投稿。続けて「でも、警官は俺が好き…」と手錠の動画を公開した。 「何やった?」「ドラッグやってたから?」などと推測されたが、これはマンソンが仕掛けたジョークだったそう。 Bangor警察はその後、ユーモアを交えたこんなメッセージをFacebookに投稿した。「多くの問い合わせの電話から逃れるために言っておきますが、マリリン・マンソンはただ手錠をかけられただけで、すぐに解放されています。 Impact Music Festivalでは、エンヤのみ、まあ少しはオアシスを聴くだけのC
「侍功夫」などと名乗っている通り、カンフー映画は好きな方である。 ブルース・リーやジャッキー・チェン、ジミー・ウォングにリュー・チャーフィーからドニー・イェンまで、もちろん大好きで観ている。 近年はいわゆる「カンフー映画」は減り、犯罪モノにカンフーによる戦いが組み込まれたアクション映画が主流である。もちろんそれら作品も好きなのだが、やはり60〜70年代のザラついた感触の作品の方が好みだ。 その時代。香港では最大大手ショウ・ブラザーズが作品を量産し、ゴールデン・ハーベストが対抗し、台湾ヤクザがロケに来た香港スタッフ、俳優まで含めて丸ごと雇って作品をデッチアゲ、と群雄割拠の様相を呈していた。 玉石混交。「石」と「宝石」が混ざり合ったトンデモない作品数で、しかもカンフー映画に限って言えば「石」でも充分、全く、全然、面白いのだ。 そんな「カンフー映画沼」にハマった私は、とにかく目につくカンフー映画
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