『惑星戦記ナイデニオン』鑑賞。 公式サイトのスタッフ欄を見てみると「〜ですが、何か?」みたいなドヤ顔でこうある。 「製作/監督/脚本/撮影/編集/音楽/ミニチュア監督/衣装/出演 他 ジャック・モイク」 ようするに全部独りでやった自主映画です。しかも15年かけて作られた。 主演オレ! ミニチュア作成、オレ! ミニチュア・セットもオレ! 合成撮影もオレ! マットペイント描いたのオレ! ヒロインは嫁! 1年に1本くらい、ちょっとドウにかしすぎている情熱が傾けられた自主制作映画が出て来て、日本でも何かの間違いで公開される事がままある。『シックス・ストリング・サムライ』とか『コリン Love of the Dead』とか。 『惑星戦記ナイデニオン』もそんな、どうかしている1本だ。 物語はこうだ。50年以上続く宇宙戦争に疲弊した帝国と連合国。戦争に終止符を打つべく和平交渉に赴く連合国の大使シンシア。
11月20日。 前日延々と降った雨もあがり寒々しさも消え、今度は上着を着ていると暑いくらいの海外のシャワーみたいな加減の効かない日曜日。 いつもだと『田勢康弘の週刊 ニュース新書』で大江アナのおぼこい様子と猫の奔放さを眺めてボーっとしているのだが、めったに着ないジャケット着用の上、前日に用意した荷物を持って出発。初めての自由が丘である。関東近郊以外の人に説明すると、『自由が丘』って名前はオシャレタウンとして知られていると思うのだけど、映画館があるワケじゃないし中央線沿線住民だと2回乗り継ぎして行くほどのよっぽどの用事でも無いかぎり、行く機会が無い所なんです。特にひとりでウロウロすることの多いボクなんかはオシャレカフェでお茶する用事も無いので。 じゃあ、なんでそんな自由が丘くんだりまで出向いたのか?というと、よっぽどの事があったからなんですよ! 『Flower Arrangement INS
『猿の惑星 創世記』鑑賞。 これは久々に男泣きに燃える映画でした。 SF映画の古典『猿の惑星』前日譚*1でエテ公が人間を支配するにいたった経緯が語られる。予告などで物語らしい物語はほとんど語りきっているのだが、まぁ、要するにアルツハイマーの特効薬開発で動物実験の対象となったチンパンジーが高い知能を得たことで、他の猿たちを率いて暴動を起こし森へ脱走するという話。 オリジナルのシリーズに配慮した“くすぐり”も多く、オールドファンにはニヤニヤできる要素も多いが、いちげんさんにも全く問題無く楽しめる。何だったらこの『創世記』から古いシリーズ5作→ティム・バートン版と見て行くのも逆引き的に発見があり、面白い鑑賞になるだろう。 ただ、元々の『猿の惑星』が孕んでいた人種間の差別や緊張といったメッセージ性は薄い。というか、ほぼ無いと言って良い。旧シリーズとは全く別のところに本作の魅力があるからだ。 主人公
『ツリー・オブ・ライフ』鑑賞。 テレンス・マリック新作。確かに鑑賞しはしたけれど、正直なところ監督の意図した意味をある程度でさえ汲み取れているかは、かなり怪しい。以下、自分なりの印象をまとめます。言ってみれば自分用まとめです。オチも含めた話を書いていますが、まぁ、別にオチがどうという話では無いです。ただ、鑑賞したいと思っている人には読まないで鑑賞するのをおすすめします。とてもシンボリックなイメージに溢れ、「難解」と言ってしまって良いたぐいの映画ですが、一見には値すると思います。 まとめメモ タイトルの『ツリー・オブ・ライフ』。アダムとイブが知恵の木の実を食べちゃったあげくに生命の木(ツリー・オブ・ライフ)の実を喰おうとしたので、神様にエデンの園から追放されたという話に出て来る『生命の木』のことであろう。いきなり難題なので飛ばす。 映画が幕をあけ最初に出て来るのが聖書の、しかもヨブ記からの引
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