『ミッション:インポッシブル フォールアウト』鑑賞。 トム・クルーズ/イーサン・ハントのシリーズ最新作。 旧ソ連から持ち出された核物質をめぐり、国際テロ組織「シンジケート」と争奪戦を繰り広げる。と、まとめると、シュワルツェネッガー主演の簡単なアクションものの様に聞こえる。 本作は撮影に入ったその日には脚本が30ページほどしか出来ておらず、アクションを撮影しながら、そのアクションをどう次のアクションに繋げていくか物語を作りながら撮影がされたとウワサされている。 そのウワサに信憑性を感じるのは、大雑把な無理筋を通すために引っ込んで横たわる「道理」の死屍累々からである。 CIAからイーサンらを監視するために送り込まれたヘンリー・カヴィル/ウォーカーは、なぜスカイダイビングでドジっ子だったのか? そもそも、フランスの雑多なクラブに潜入するのになぜヘイロージャンプをする必要があったのか? 後半で明か
「侍功夫」などと名乗っている通り、カンフー映画は好きな方である。 ブルース・リーやジャッキー・チェン、ジミー・ウォングにリュー・チャーフィーからドニー・イェンまで、もちろん大好きで観ている。 近年はいわゆる「カンフー映画」は減り、犯罪モノにカンフーによる戦いが組み込まれたアクション映画が主流である。もちろんそれら作品も好きなのだが、やはり60〜70年代のザラついた感触の作品の方が好みだ。 その時代。香港では最大大手ショウ・ブラザーズが作品を量産し、ゴールデン・ハーベストが対抗し、台湾ヤクザがロケに来た香港スタッフ、俳優まで含めて丸ごと雇って作品をデッチアゲ、と群雄割拠の様相を呈していた。 玉石混交。「石」と「宝石」が混ざり合ったトンデモない作品数で、しかもカンフー映画に限って言えば「石」でも充分、全く、全然、面白いのだ。 そんな「カンフー映画沼」にハマった私は、とにかく目につくカンフー映画
ネタバレが多いので、まだ未見なら以下は読まずに、まずは劇場で何があったのか確かめて欲しい。 『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』映画が始まってすぐ。基地から撤退途中の反乱軍はファーストオーダーに強襲される。ポー・ダメロンの機転により攻撃空母ドレッドノート主要砲台はツブされ上からの攻撃には対応出来なくなる。ここでレイア将軍から撤退の令が出るがポーは無視し、爆撃機を出動させる。しかし、ファーストオーダーも大量のタイファイターで迎撃に出る。 反乱軍爆撃機パイロットのペイジ・ティコは、迎撃手も爆弾投下係も死んで、爆撃機にたった一人残されてしまう。ペイジは自分自身で爆弾投下ボタンを押し、ドレッドノートを沈めるのだが自身もその爆炎を受けて死んでいく。 いままでのスター・ウォーズ(以下SW)でも一兵卒の死は描かれてはいたが、ここまで叙情豊かに描いたのはep6でのイウォークの死を慈しむ仲間の描写以来か。し
今月は往年のゲーム『スプラッターハウス』のPS3リメイク『Splatter House』をクリア。すぐにジャック・ブラックが主人公のCVをあてて、JBっぽいキャラがヘッドバンギングを武器にする原住民を引き連れて戦うRTSゲーム『Brutal Legend』をプレイ。と、大遅刻洋ゲーマーと化している。 『テラフォーマーズ』 公開前から駄作認定されたのは、原作コミックのファンが「漫画の実写映画はクソ」的なクリシェに飛びつく子らであったからだろう。実際には名作/傑作とは決して言えないが、邦画レベルでは充分な娯楽作品だと言える。中でも女優陣、太田莉菜と小池栄子のキレ感はゾクっと来るものがあった。しかし、アメリカで公開したら炎上必須だね。黒々として筋骨隆々でつぶらな瞳でこん棒持ってるって、バカにする気満々でカリカチュアした黒人だと受け取られかねない。No Fun No TV Do Honky 『スキ
AVアイドル上原亜衣ちゃんの引退記念作品で素人100人が鬼ごっこで上原亜衣ちゃんを捕まえたら生で中出しセックスできる、という企画に応募したケイくん(仮)。彼が応募用紙に「走ってでも会いに行きたい」と書いたことから、だったら新宿からロケ地の山中湖までの100キロ走ったら確実に上原亜衣ちゃんに生で中出しさせてあげよう、ということで立ち上がった企画AV的ドキュメンタリー作品。監督は『由美香』『監督失格』の平野勝之。 ケイくん(仮)はそもそも趣味でマラソンをしていて、ホノルルマラソンでも一般ランナーとしてフルマラソンを完走している。その彼が何故マラソンを始めたのかと聞かれ、こう答える。いわく、特別なテクニックは必要なく、練習を積めば積んだ分だけ確実に上達するのが明確に解るから、だそうだ。 恋愛において、出会いから2人きりのデートに漕ぎ着けるまでは「お試し期間」。そこから次のデートへ繋げられれば「本
私、映画にはまっています。 そんな書き出しからして、何か違和感を拭えない本書は、AKB48の不動のセンターだった前田敦子が、グループ卒業後に発表した、映画エッセイである。 一日五本見ることもあったというのだから、その熱の入れようは本物である。卒業後、テレビや歌手活動ではなく、映画を中心に女優業を続け、それなりに評価もされている前田だが、そんなキャリアには本人の嗜好が強く反映されているのだろう。 役者に限らず、映画に出たい人や作りたい人は多いが、そういった人々にも映画を見ない人は多い。その弊害は調べたことがないのでよく分からないが、少なくとも前田が大物映画監督から愛され、重用されている事実は、事務所の後ろ盾を差し置いても、本人の映画的素養が関係しているのは間違いない。 そんな前田の映画生活を垣間見ることができる本書は、紹介されている作品も鑑賞方法もバラバラである。基本的に映画館へ足を運ぶこと
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