「大量のデータを顧客のビヘイビア(Behavior、行動)に注目して分析し、商品開発やサービス改善に生かす。行動分析(Behavior Analytics)がデータ活用の最前線で注目されるキーワードだ」。 日本データマネジメントコンソーシアム(JDMC)が先頃開催したカンファレンス「データマネジメント2014」で、日本テラデータの金井啓一コーポレート・エバンジェリスト/エグゼクティブ・コンサルタントはこう語った。 金井氏によると、年齢や年収などの属性だけでは捉えきれない、ビヘイビアでしか分からないことがあり、それを捉えたマーケティングが可能となるという。例えば、年収の高い顧客でも、給料日前に資金不足になる傾向があったり、カードローンのWebサイトを閲覧していたとしたら、カードローンのニーズがあることになる。従来、金融機関がカードローンのマーケティングをする場合、年収の高い人より低い人をター