日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:澤田 純、以下「NTT」)は、数千個以上のデータであっても1時間以内に格納し、瞬時に類似検索することを可能にするハッシング技術(※1)を実現しました。 通信ネットワークの高度化やデータベース技術の進展により、現在膨大な量のデータが利用可能になっています。問い合わせデータに類似するデータをデータベースの中から効率的に探し出す類似検索は様々なアプリケーションで用いられる重要な技術です。ハッシング技術は事前に0と1のバイナリで表現したデータのハッシュ値をデータベースに格納することで、効率的な類似検索を近似的に実現するもので、現在まで様々なハッシング技術が提案されています。その中でもアンカーグラフハッシング(※2)は高い近似性能と検索実行時の高速性と省メモリ性で優れた技術として知られています。しかし、ハッシュ値の計算に必要な計算コストが高