「今度の衆院選で有田(芳生)さんが東京11区から出馬する。落とすために対抗馬の下村さんを応援してください」 指示を受け、Xさんは、同じ教会の3~4人の仲間と板橋区内にある下村氏の選挙事務所に向かった。 「そこには、近隣の教会から来たと思われる信者が、他にも10人ほど集まっていました。事務所には有田さんを中傷するビラが用意されていた。それをポスティングするのが役目でした」(Xさん) 下村氏と激しい選挙戦の末、敗れた有田氏 ©共同通信社 有田氏は1980年代後半からジャーナリストとして霊感商法などの統一教会問題を追及。有田氏が国会議員になるのは、教団としては最も避けたい事態だった。 Xさんが続ける。 「教団内では有田さんは悪の権化。潰すために下村さんの選挙を支援しようと」 数時間のポスティングを終え、事務所に戻ったXさんたち。そこにやってきたのは下村氏だった。 「有田さんのことはあまり注目して
11月にリメイク版が発売されるので思い出話を書いてみたい。 今から25年前の1997年ののこと。当時小学生だった自分の1歳年上の従兄が、夏休みにお婆ちゃんの家にこのゲームを持ってきていたのが全ての始まりだった。 「タクティクスオウガっていうゲームがあるんだ。すげーから一緒にやろうぜ。」 従兄に勧められるままゲームを始めたのだが、タクティクスオウガが『すげー』ことはすぐに分かった。 中世ヨーロッパ風の権謀術数渦巻く世界観。重厚なBGMの中で敵味方がターン関係なく立体的なマップで繰り広げるリアルな戦闘。 背中に翼の生えたキャラクターが民家の屋根の上に移動して弓を射ると放物線上に矢が飛んでいくわ、ふわふわと宙に浮かぶ幽霊が魔法を唱え敵が炎に包まれると足元の草が焼けるわと細部までこだわったビジュアル。 とにかく衝撃的なゲームだった。いてもたってもいられなくなり、従兄がお婆ちゃんの家から帰った直後に
宿泊客の女性に薬物を飲ませて性的暴行を加えたとして、岡山県警は20日、同県里庄町新庄、宿泊施設経営武内俊晴容疑者(48)を準強制性交等の疑いで逮捕し、発表した。武内容疑者は「やったかやっていないかについては黙秘します」などと話しているという。 【写真】岡山県警本部=岡山市 捜査1課によると、武内容疑者は2019年8月8日午後9時50分から9日午前11時半までの間、経営する「Cafe&GuestHouse凸屋」に宿泊した神奈川県の30代女性に、睡眠作用のある薬物を飲ませて抵抗できない状態にし、性的暴行を加えた疑いがある。捜査1課などは酒などに薬物を混ぜた可能性があるとみて調べている。 今年3月、凸屋に宿泊した別の女性が他の県警に嘔吐(おうと)などの症状を訴えて相談したところ、女性の体から薬物が検出されたという。これを受けて岡山県警が捜査に着手。武内容疑者は宿泊客を無断で撮影したとみられるわい
露軍の兵器大量放棄しての潰走。兵器に破壊措置取らなかったり、民間車を奪って逃走したりと、先の宇軍の反撃でやっぱり不思議だったので、知人の湾岸戦争に従軍したイラク出身者に聞いてみたんよね。
私たちはカロリーの45%以上を穀物から摂取している。FAO(国連食糧農業機関)によると、2018年〜2019年で1番多く生産された穀物はトウモロコシ(約11億トン)で、2番目が小麦(約7.3億トン)、3番目が精米(約5億トン)とつづく。穀物市場は規模が大きく、たとえば1万年以上もの歴史を持つ小麦は、やはり市場での存在感も大きい。 その中、わずか20年ほど前に誕生し、耕作中の土地が500ヘクタールにも満たないKernza(カーンザ)が、自然環境を守り、農業に革命を起こす穀物として注目されているのをご存知だろうか。アメリカではすでにカーンザを使ったパスタ、ピザ、パンを食べることができ、2019年4月には、同国の大手食品会社であるゼネラル・ミルズがカーンザを使ったシリアルを売り出した。 なぜカーンザが環境に優しい穀物だと言われるのか。ひとつめの理由として、1年で枯れてしまう一般的な小麦と違い、カ
1961年には旧植民地ガーナを訪れ、かつて栄えたアシャンティ国の王族に会った KEYSTONE-FRANCEーGAMMAーKEYSTONE/GETTY IMAGES <黒人奴隷を酷使して植民地で儲けたことで大英帝国の礎を築いたという過去を、逝去したエリザベス女王は謝罪しなかった> まずい、わが国は出遅れたぞ。16世紀の半ば、エリザベスという名のイングランド女王は周辺諸国を見回して、そう気付いた。見よ、大陸の諸王国は世界の果てまで領土を広げているではないか。 先鞭をつけたのはポルトガルとスペインだった。まずはポルトガルが15世紀半ばに西アフリカまで船を出し、現地の金を輸入し始めた。それからサントメという小さな島を占領し、大規模農場で「売買可能な商品」としての黒人奴隷を働かせるという画期的な手法を考案し、サトウキビの大量生産を始めた。 大西洋を南下してサトウキビを栽培・加工し、そこで働かせる奴
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