次の時代のキーワードは、「コミュニケーション」「自然感」「クリエーション」の三つだと考えています。まず、コミュニケーションについてです。昔は、多くの人が商品を購入することで、その社会、あるいは世界とコミュニケーションが図れると思っていました。それはたぶん20世紀の後半まで続いたのではないでしょうか。
昨日、乃木坂のギャラ間へ杉本貴志展を観に行ってきました。茶室という制約の中での表現に、無限の可能性というのを感じました。私は観てよかったです。もし、いらっしゃる予定のある方は、人が比較的少ない時間帯に観に行かれることをおすすめします。その方が集中できます。 【鉄の茶室】 その名の通りに鉄によって作られているのですが、それらは鉄の廃材を材料としています。 まず沓刷りには、赤茶に錆びてざらっとして割れ肌石のような質感の重厚な鉄板が敷かれています。 間仕切りには、同じく錆びた鉄板を円形で抜いているパンチングやどこかで見たことのあるような日本的文様、またフランク・ロイド・ライトやチャールズ・レニー・マッキントッシュのデザインを連想させる幾何学パターンが不思議な空間を作りだしている。錆びた鉄は廃墟を連想させるが、一方では永遠の時間というのも連想させられる。たとえ人がいなくなっても、長い時間を存在し続
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